[報告します!]
夏休み最後の全校集会。
生徒達には待ちに待った日である。
が、先生達は違って。
「あぁ・・・暑いわ。来週から書類地獄かぁ・・・やってられないわ」
「しかも会議三昧・・・どれだけ怒られるんやろか」
「思い当たる以上でしょうね」
全校集会前の職員室で、のんきに麦茶を飲みながら市丸と松本が話をしていた。
「・・・にしても、あの新婚さん大丈夫なん?」
「大丈夫でしょ?日番谷先生が頑張れば」
「・・・聞こえてるぞ、おい」
市丸と松本の話に、遠くで雛森と話していた日番谷が突っ込みをいれる。
「・・・大丈夫やろかねぇ。暴動起きんやろか」
「人気な日番谷先生と、雛森先生が結婚だなんてねぇ・・・」
そう。
今日の全校集会で、結婚報告をすることになっているのだ。
その事を、先生達は知っているが生徒達は知らない。
なので、先生達は暴動の発生を恐れていたりする。
「・・・・・・やっぱりやめようよ、日番谷くん」
「あのなぁ・・・そう言い続けて一ヶ月。このままだったら、いつまで経っても発表出来ないだろうが!!」
「・・・しなくて良いじゃない」
雛森の言葉に、日番谷は溜息を吐いた。
雛森は、朝からずっとこんな調子である。
何日かは、雛森の我侭を許してきた日番谷だったが、今日は覚悟を決めていた。
「・・・校長に、今日こそ言うように念押しされたんだ。今日こそ発表するぞ」
「・・・うーん」
だが、相変わらず雛森は嫌そうな顔をしている。
「・・・今日発表しなくて、離婚しろって言われたらどうするつもりなんだよ」
「そうだけど・・・でも・・・嫌だ」
「・・・何と言おうと発表するからな」
雛森の意見を無視して、発表することを決意する。
何を言っても無駄だと思った雛森は、諦めることにした。
1時間後。
体育館は、嬉しい発表に驚いた生徒達の大絶叫が響き渡った。
+あとがき+
あまりする事はないですが、書いてみました。
意外と書くの楽しかったです。
久々に書いて、教パロ設定にちょっと涙した管理人でした。
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