暫くして、雛森が給湯室からコーヒーをいれたマグカップを持って帰ってきた。
「はい、熱いから気をつけてね」
「おう・・・・ん、美味い・・・昔は淹れるの下手だったのにな」
「むぅ・・・あれから練習したんです!!!頑張ったんだから・・・」
頬を膨らませて自分の席へ戻っていく。
「だろうな。あの時は苦かったり甘かったりしてたが、今はしないもんな」
「・・・今日のデザート、日番谷くんの嫌いな干し柿にするよ。丁度、乱菊さんから美味しいの貰ったし」
「・・・・・・はぁ。悪かったよ」
「ふふっ。よろしい」
にこにこ笑いながら言う雛森を、日番谷は面白くないという目でみる。
「あ、そんな顔しないでよ〜!!!」
「・・・お前、歩いて帰れ」
「えっ!?酷い!!!なんでよ!?」
「なんかむかつくんだよ、さっきの態度」
不機嫌そうな顔で言う。
「あ、別に日番谷くんを昔みたいに弟と思って言ってるわけじゃないよ?」
ガン、と日番谷の頭に岩が降る。
勿論現実ではない。
「・・・・・・・・・・」
「違うって言ったでしょ!!!!そんな、落ち込んだ顔しないでよ!!!」
「・・・・・・はぁ・・・やっぱり歩いて帰れ」
「えっ!?」
「・・・・・・・・」
「嘘でしょ?」
「・・・・・・・・」
「もう!!!元々悪いのは日番谷くんでしょ!!!」
一言も口を聞いてくれなくなった日番谷に向かって、雛森は大声で怒鳴った。
やっぱり無言。
どうにかならないのか、この男・・・・と雛森は不満を抱えつつ、仕事を再開するのだった。
+あとがき+
テストということで、それに合わせて書いたもの。
教師パロは単純日番谷が売りだったり(笑
この後は、ちゃんと車に乗って帰って、雛森嬢の美味しい手料理を食べればいいんだ!!!(妄想全開(笑
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