「お前、昔から桃好きだよな」
「うん!!でもどうしても李は食べられないんだよねぇ・・・」
「似たような物なのに可笑しいな」
「可笑しいって・・・さりげなく酷いこと言わないでよ!!!」

雛森は日番谷をポカポカと殴り始める。

「だー、痛てぇよ」
「・・・・・・っふ、あははは!!!」
「ったく、あんまり調子に乗ると・・・」

言いながら雛森の腕を掴んで引き寄せる。

「うわぁ!!!」
「痛い目見るぜ?」

そう言ってニヤリと笑う。

「んもう!!!馬鹿馬鹿!!!」
「うるせぇ黙ってろ」

言って雛森の唇に自分の唇を重ね合わせる。

「・・・ん・・・・・くっ・・・・ん」

どこまでも深く。
キスは暫く続けられた。

「んっ・・・・・・はぁはぁ」

雛森はやっと開放されてゼェゼェと苦しそうに呼吸を繰り返す。
対する日番谷は平気な顔。
笑顔まで向けてくる。

「もう・・・日番谷くんたら・・・」
「良いだろ、別に」
「・・・うん」

雛森も笑う。


桃のおかげで楽しい時間を過ごすことが出来たのだった。


+あとがき+
季節の果物シリーズ第一弾!!!
今までに無い、イチャつき様です、というより方向が違う。
学校で書いてたので見られたら変な人に見られる;;;と焦ってました。


MENU